リングクリエイション2017を終えて

おかげさまで、無事リングクリエイション2017を開催することができました。
まずはご協力いただきましたみなさまに厚く御礼申し上げます。

さて、さまざまな問題、課題を浮き彫りにしたイベントでありましたが、先日スタッフ間で総括を行いましたのでご報告いたします。

■ 午前の部
自治会別ビーコン集計結果
時間 赤チーム 青チーム 黄チーム
第1回発信9時15分けやき
11
メゾン
4
ヴェルディ
6
第2回発信9時45分学校前
0
里西
6
里東三
0
第3回発信10時15分中央
3

5
里東五
4
第4回発信10時45分東山
2
里東二
6
里東六
0
第5回発信11時15分里北
0
里南
1
里東七
0
第6回発信11時45分衣川台
0
山の下
1
仰木台
0
合計162310


結果が0だった自治会の方から、ちゃんと近くに発信隊が見えてスマホを用意して受信体制ができていたというお声を多数いただいております。おそらく、何らかの理由で受信できなかったのだと思いますが、ゲームとしてはちゃんと用意していただいたそのような方々の数を拾えなかったのは残念でなりません。本当に申し訳ございませんでした。とはいえ、ビーコンの電波の弱さを痛感できたという意味では、それも大変大きな収穫だったと考えております。

ビーコンは角度や持ち方や大気の状態にも影響をうけるようです。それから、全体の受信数49回のうち、46回がiPhoneであり、Android機はたった3回でした。android機のブルートゥース機能が劣っているためなのかどうかはこれから検証する課題ですが、Android機で参加された方には不利な受信環境であったといえます。
なお、ゲームの方は後日厳正に抽選を行い、当選者には賞品をお渡しする運びとなっております。

みなさん、ご参加ありがとうございました。

■ 午後の部
午後の部は、まず行方不明者役が13:10頃、ビーコンを持って本部を出発しました。
そして約30分後の13:40頃、2人が同時に同じ場所でスマホに反応し、位置情報が分かりました。
家族役の方がその場所に急行したのですが、到着時には行方不明者役の方はそこにはおらず、その後家族役の方が、行きそうな方向に探索を続けたのですが、ついに見つけることはできませんでした。

次に迷いペット役の方の位置情報が1時間後の14:10頃に分かりました。家族役の方がその場所に急行し、見事見つけることができました。

さらに、同じく14:10頃に迷子役の方の位置情報が分かりましたが、その方々はすでに本部に帰ってくる途中であり、家族役の方が出発してほどなく本部近くで発見となりました。

高齢者行方不明役の方で1名は最後まで位置情報がわかりませんでした。

結果
高齢者行方不明役1・・・13:40頃位置情報が分かるも、その後の位置情報が不明で発見できず。
高齢者行方不明役2・・・最後まで位置情報は分からず。
高齢者行方不明役3・・・13:40頃位置情報が分かるも、その後の位置情報が不明で発見できず。
迷子行方不明者役・・・14:10頃位置情報が分かるも、すでに本部に帰ってくる途中で発見はできず。
迷いペット役・・・14:10頃位置情報がわかり14:20頃発見。

参加されたボランティアさんからのご意見
・雨が降りそうで出かけた方少ならずいたのではないか。
・個人のスマホ以外に定点の受信機の設定が必要ではないか。
・1回の探知では追跡は難しい。
・探知後その場所にいかに早く行くかが重要

行方不明者役、家族役になってくださったボランティアのみなさん、ご協力ありがとうございました。


全体を通して
反省会、その後のメールなどから、全体を通して以下のようなご意見をいただきました。
・探知1回ではどうにもならない。認知度不足。
・どうやってスマホを増やすかが今後の課題。
・現状では捕まえられないと思う。
・自動車・バイクの所在場所探知にも使えるのではないか。
・PRをもっともっとする必要がある。
・前準備期間が少ないなかでも、午前、ビーコン反応があれだけあったのは大きな成果と感じました。午後について。今回の実験検証の目的は、どこにあるのか?という、部分にもよりますが…。ビーコンの反応があったとして、捜索時の動きを実体験するのが目的であれば、幾つか確実にコース上で反応できるように誰かスタンバイしておく方が、良かったかもしれません。
・仰木の里は大きな公園や緑地帯が多く、とても見つけにくい地域だと思いました。住宅街でもなかなかアプリを立ち上げて協力してくださる方が少ない中やはり捜索隊がいるのかなと感じています。
・要点は二つ。@アプリインストール数の飛躍的な拡大、A定点観測地点の拡大。
 もっと分かりやすい、誰でも参画したくなる様なPR、そのためのチラシ作製が不足していた気がします。
・なぜ自力発見できたか、2点理由が思いあたります。1つは対象が目立つ蛍光色のキャップをかぶっていたこと。もう1点は、雨が降り始めていたことで、探知地点まで車で送って頂く事になったことです。目的地に移動中に発見できたわけですが、探知できた時から捜索者が到着するまでの時間がとても大きく作用すると思い知らされました。


ご参加いただいた住民のみなさん、ご協力いただいたボランティアのみなさん、本当にありがとうございました。
見守りの輪の活動はこれで終わりではありません。むしろ今がスタート地点だと思っております。
今回の成果を糧に、実運用に向けて今後も様々な活動を行い、目標とする仰木の里を安心して暮らせる街にしていきたいと考えております。

みなさん、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。


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